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魅惑の1960~70年代音楽 JANIS JOPLIN

the great janis

こんにちは!実は音楽大好きなけこちです。
皆さんがあまり聞いたことがなさそうな音楽を、昭和を懐かしむけこちの独りよがりな思い出と共に少しずつ紹介していきます。

けこちが中学の時に叔母から貸してもらったレコードの中にThe Great Janisというアルバムがありました。いわゆるベスト盤で1985年当時はすでに廃盤となっていたのですが、このアルバムジャケットの物憂げなまなざしのジャニスに中学生のけこちはハートを射抜かれるほどの衝撃を受けてあっという間に夢中になりました。

けこちの周りの中学生は誰一人としてジャニスを知っている人はいなかったのでさみしかったですが、洋楽が好きなら普通に知っている人が多めの比較的メジャーなアーティストだと思います。マラソン大会で辛い気持ちで走りながらジャニスを思い浮かべて走り切った事もありました。神様みたいに思ってましたね!なんだか恥ずかしいですが。

目次

アジア圏限定ベスト盤 The Great Janis

アルバムの邦題は「栄光のジャニス・ジョプリン」。The Great Janisは20代になってからヤフオクでゲットしました。2022年ではネットで中古を結構目にしますが、1990年代では中古レコード屋さんにお願いしてもなかなか出てこなかったので、ヤフオクで出てきた瞬間にお金に糸目はつけないつもりでだれにも負けないくらいのかなりの高値を入れ、気合い入れて落札したと思います。ありがたいことに結局そんなに高値にならずに手に入れましたけれども。

the great janis

現在は廃盤 THE GREAT JANIS。この写真のセンス

曲目は以下の通り。シンプルにいいところを押さえています。

  1. down on me
  2. bye bye baby
  3. Combination Of The Two
  4. Piece Of My Heart
  5. Summertime
  6. Ball And Chain
  7. Try (Just A Little Bit Harder)
  8. Maybe
  9. Kozmic Blues
  10. Move Over
  11. Mercedes Benz
  12. Get It While You Can
  13. Me And Bobby McGee

当時叔母から借りたこのアルバムはいやいやながら返し、ジャニスのアルバムを集めることにしたのですが正規のリリースではなんと4枚しかリリースされていないので集めるのはそれほど苦労しませんでした。とはいえ地元のレコード屋さんには簡単には売られていないので毎回取り寄せでしたが、それも楽しみのうちでした。

THE GREAT JANISのベストアルバムをベースにして曲の好きな順番にアルバムを買い揃えていきました。

First Recording

Big Brother & the Holding Company名義。まだ声が若い。ジャニスがバックで控えめに歌っている曲が数曲あるのですが、メインで歌っていないのが逆にジャニスのあふれる個性を感じてなかなか面白い。ジャニスがメインボーカルのdown on meとbye bye babyがベストに入っているので選びがちですが、けこちならcall on meあたり選びたいものです。

改めて聞いてみるとなんだか不思議な雰囲気の曲が多い。一曲一曲がなんだかいとおしく思えてくる2020年のけこちです。個人的には夏に北海道旅行しながら聴いていたので夏の中山峠の風景と峠の頂上で食べた串に刺されたジャガイモを思い出します。

Cheap Thrills

こちらもBig Brother & The Holding Company名義。このアルバムジャケット、アメコミ風でとても新鮮でした。ジャケットを手掛けたアーティストはジャニスの友人だったロバート・クラム(Robert Crumb)という1960年代のアンダーグラウンド・コミックス運動の創始者とのことです。ちょうど買った当時忌野清志郎さんがこれのパロディー風のアルバム出してました。

このアルバムジャケットのことについて、当時のクラスの友達に「これ、忌野清志郎?」と言われた事で中学生のけこちは非常にむずむずしてしまったのでここで比較のためにリンク張っておきましょう。

このアルバムで選ばれやすいのはSummertimeやBall And Chainだったりですが、Combination Of The TwoとPiece Of My Heartは初期の頃の勢いが感じられて良いです。


↓こちらが忌野清志郎ライブアルバムthe TEARS OF a CLOWN

I Got Dem Ol’ Kozmic Blues Again Mama!

邦題“コズミック・ブルースを歌う”。このアルバムを取り寄せているときに祖母が亡くなりました。葬儀の期間中、まぁよくある事ですが家のごたごたや親戚同士のいやーな空気、親も不仲になりかけ、私と妹の心は放置され、妹を思いやることもできないくらい自分も寂しく悲しかったのを今でも思い出します。

そんな祖母の葬儀を行う日程の最中でレコード屋さんから入荷の連絡があったので親戚のおじさんに車で乗せてもらって早速取りに行き、家に戻って急いでカセットテープに録音して祖母の家に戻った事が強く残った思い出です。そしてそのカセットテープを聴きながら何人もの親戚がごろ寝する部屋で布団に入り、自分の感覚をマヒさせるかの如く目をつぶりながらヘッドフォンでコズミックブルースを聴き入りました。私にとっての心の救いの一枚となったアルバムです。

特に自分の中の何かがシンクロする感じがあったのは“Work Me, Lord”という曲。訳詞を見てみると“おねがい、お願いだから私を置いていったり、見捨てたりしないで
”という、愛する人を見つけられない寂しさや虚しさを歌っていたんですね。英語の言葉はわからなかったけど、うちの親が子供である私と妹に心を通わせられない状態による寂しさが呼応したのかもしれないです。

ついつい安易に選びがちなのはTryが多いと思いますが、私がピックアップするならMaybeとTo Love Somebody、タイトル曲であるKosmic Bluesは今でも胸にグッときます。


Pearl

このアルバムのレコーディング中にハリウッドの「ランドマーク・モーター・ホテル」105号室でドラッグ過剰摂取によりジャニスは死亡します。そのため、一曲歌を入れられないまま収録されています。中学生のけこちは涙を流しながらこの曲を聴いたことを思い出します。

2022年の最近ではCry BabyがMISS DIORのCMに使われていましたね。このアルバムではなにかというとMove Overがよく使われますが、当時から私は絶対的にGet It While You Can推しです。他にもピックアップするとしたらTrust MeとA Woman Left Lonelyのようなしっとり曲をチョイスしたいところです。


動くジャニスを垣間見れる映像達

動く、と書いたのは80年代の私の地元では田舎なせいかジャニスの映像など簡単に見ることが出来ませんでした。しかし2022年現在ではYouTubeでたくさんの映像でジャニスの動く姿を見ることが出来ます。なんという幸せなのでしょうか。

ジャニスが注目を集めるきっかけとなったモンタレー・ポップ・フェスティバル。私が当時唯一民放の音楽番組で数秒間だけ見れた映像元がコレ。途中でキャス・エリオットが口あんぐりでジャニスに圧倒されている様子も映っています。

ほぼ中古しかないけどDVDも存在する。

↓トムジョーンズと一緒に歌っているジャニス。こういう映像を中学生の時に見たかった。

 

故郷に帰ったのになんだか寂しそうなジャニス。インタビューの途中から見る方も辛くなってくる。故郷では孤立していたのだそうです。

 

私は所持していないのですが、上記の寂しいインタビュー映像はこれに入っているかもしれません。レコーディング風景も入っているようなので私も買いたいです。

 

こちらもドキュメンタリー。ジョンレノンとオノヨーコが出てくるシーンもあるらしい。

 

ジャニスをモデルにした映画。ベット・ミドラー主演。

 

1969年のアカデミー賞受賞の伝説の音楽映画、ウッドストックのドキュメンタリー。

ドラッグで命を落とすアーティストが多かった60年代〜70年代

ジャニスのように27歳で亡くなってしまった有名人はなぜか多く、そのような人たちの事を世の中ではThe 27 Clubと呼ばれているそうですよ。

現代のように心療内科があればドラッグなどやらずに済んだろうし、ここまで命を落とす人数はいなかったのではないかなと思うと非常に切ない。ジャニスの様に名声を得てもなお消えない寂しさや虚しさを紛らわすため、作品を作るため、或いは単純に快楽を得るため、ファッション的な感覚で、カッコつけるため、など色々あると思いますが、現代に生きる私達は生きづらいと思ったら安易に酒やドラッグに手を出すことなく、辛さの原因になっていると思われる環境を変えるか、環境を変えられないのであれば心療内科へ行きましょうね。

ジャニスがやっているドラッグって何だろうと思っていたけこちが高校生の時に、デビッドボウイが出ているからと妹がレンタルショップで借りてきたものを軽い気持ちでうっかり見てしまったのですが、これがかなりヘビーな映画だった。ドラッグの恐ろしさと当時の西ドイツの社会問題の悲惨さが身にしみてわかった「クリスチーネ・F」という映画もこの機会に紹介しておきましょう。2022年現在では新品は売られていない上に日本語対応のモノは売られていませんが、個人的にはこういう現実をもっと若者は見た方がいいと思います。

Christiane F [Italian Edition]

まとめ

きれい目な女性ボーカルを好きな男性はジャニスをうるさいと言って嫌う傾向があるようです。私の周りには数人いました。でも中学生のけこちにとっては自分の心の支えになってくれた神のような存在で、彼女の存在はとても救いになりました。

この機会に聴いてみて下さいね!

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