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広川太一郎さんと昭和を偲ぶ Mr.Boo! 「ミスター・ブー」シリーズ

広川太一郎さんと昭和を偲ぶ Mr.Boo! 「ミスター・ブー」シリーズ

こんにちは!けこちです。
あまりにも物騒な世の中になってしまったせいか最近は何にも苦労なんてなかった昭和の子供時代を思い出し、一人お風呂で涙を流しています。昭和の時代のキラキラした思い出に浸ることを現実逃避というなかれ。そんな悲しい気持ちをぶっ飛ばしてくれるこの人たちがいるではないか。

目次

ミスターBOO!シリーズとは

ホイ三兄弟が制作した映画のシリーズ。

Embed from Getty Images

右から
マイケル・ホイ
リッキー・ホイ
サミュエル・ホイ

個人的にはサミュエルは伊丹幸男さんに似ていて、

Mr.Boo!ギャンブル大将 (原題:「鬼馬雙星」 1974年、日本公開1979年)
Mr.Boo!天才とおバカ  (原題:「天才與白痴」1975年、日本未公開)
Mr.Boo!ミスター・ブー (原題:「半斤八两」 1976年、日本公開1979年)
Mr.Boo!インベーダー作戦 (原題:「賣身契」 1978年、日本公開1979年)
新Mr.Boo!アヒルの警備保障 (原題:「摩登保鏢」 1981年、日本公開1982年)
新Mr.Boo!鉄板焼 (原題:「鐵板焼」 1985年、日本公開1985年)
帰ってきたMr.Boo!ニッポン勇み足 (原題:「智勇三寶」 1985年、日本未公開)
新Mr.Boo!香港チョココップ (原題:「神探朱古力」 1986年、日本未公開)
新Mr.Boo!お熱いのがお好き (原題:「歡樂叮當」 1987年、日本未公開)
フロント・ページ (原題:「新半斤八兩」 日本公開1992年)
Mr.BOO!花嫁の父 (原題:「煎釀三寶」 2004年。映画祭上映後、ビデオのみ)
新世紀Mr.Boo! ホイさま カミさま ホトケさま (原題:「鬼馬狂想曲」 2004年、日本未公開)

昭和の子供たちはみんなテレビで見てました

ミスターBOO!といえばマイケル・ホイさんなのは当たり前なのですが、私たちは昭和の子供ですのでどうしてもミスターBOO!の声は広川太一郎さんじゃないとしっくりこないわけです。ジャッキーチェンは石丸博也さんでミスターBOO!といえば広川太一郎さん、これはもう昭和の子供にとっては自然の摂理というべきかなんというか、当たり前でした。
↓こんな声です。

マイケル・ホイは言ってないよねそれ?ってなセリフもガンガン当ててしまう、そんな広川さんのアフレコを丸ごとDVDBOXになっている宝物のような商品があります。


内容は以下の初期5作品
Mr.Boo!ギャンブル大将 (原題:「鬼馬雙星」 1974年、日本公開1979年)
Mr.Boo!ミスター・ブー (原題:「半斤八两」 1976年、日本公開1979年)
Mr.Boo!インベーダー作戦 (原題:「賣身契」 1978年、日本公開1979年)
新Mr.Boo!アヒルの警備保障 (原題:「摩登保鏢」 1981年、日本公開1982年)
新Mr.Boo!鉄板焼 (原題:「鐵板焼」 1985年、日本公開1985年)

残念ながら現在は中古品しかなくなってしまいました。値段も上がってしまっているけれど広川さんのアフレコはこれしかないので再発されない限りこれ以上はもう出ないでしょうから欲しい方はなるべく早めに購入するしかないでしょうね。

上記ボックスDVDは単品でも売られています。Prime VideoとBlu-rayは広川さんの日本語吹き替えではないようなので注意です。広川さんの日本語吹き替え購入はDVDであり、更にクレジットや説明に広川さんの吹き替えの旨表記が確認できれば間違いないでしょう。

 DVD-BOXのばら売りバージョン全5枚

 日本未公開なので広川さん吹き替えではないけれど、サミュエルの音楽が冴えている作品。

 後期7作品+特典映像の8枚セットDVD-BOX


新Mr.Boo!香港チョココップ(原題:「神探朱古力」 1986年、日本未公開)
新Mr.Boo!お熱いのがお好き(原題:「歡樂叮當」 1987年、日本未公開)
ホンコン・フライド・ムービー(原題:「雞同鴨講」 1988年、日本未公開)
ミスター・ココナッツ(原題:「合家歡」 1989年、日本未公開)
フロント・ページ(原題:「新半斤八兩」 日本公開1992年)
マジック・タッチ(原題:「神算」 1992年、日本未公開)
いつも心の中に(原題「搶錢夫妻」 1993年、日本公開1994年)
新Mr.Boo&マイケル・ホイ DVD-BOX 『映像特典ディスク』

上記の中の太字のモノ(三つ)が恐らく日本語吹き替え版のようですが、これについては私は所有していないのでWEBで「日本語吹き替え」の表記があるという事といくつかのレビューを見て広川さんの吹き替えではないかと予測しています。あくまで予測であり確実な事は言えませんので、各商品のレビュー欄や商品説明で予測しつつ購入するしかないのが現状です。

ちなみに、広川さんの吹き替えはこちらのDVD-BOXの太字の三作品のみのようです。バラで売られているものは別人による吹き替えのようですのでご注意を。(ちなみにバラで売られているVHSビデオの作品の中には広川さん吹き替えのものが存在するようです)その影響もあってか非常に希少で高価なものと判断されかなり値段が高騰していますが再版されなければ広川さん吹き替えバージョンはこのDVD-BOXのみですので映像特典ディスクもついていることもあり、品薄になると更に値段が上がってしまうかもしれませんね。

※いずれにしても2022年4/14現在の確認情報です。

現在、民放テレビではなかなか放映されない

明確な理由はわかりませんが、けこちが勝手に想像するにコンプライアンスのコの字もない時代に作られているので恐らく現在のテレビ事情では放送することが難しいのではないかと思います。見ていただくとわかるのですが、現在の民放テレビで放送出来なそうな内容の連続なんですね。まあ私達こういうのを普通にテレビで見てたんですけどね。

けこち
旦那か油田か!?油田か旦那か!?はいどっち!?

広川さんが勝手にアドリブでセリフ当てたりしてるのですが、マイケルさんはその面白さもちゃんと理解しています。このDVDボックスが発売される辺りの時期、2005/08/25にお二人は日本で遭遇してるんですけど、「彼の吹き替えは生き生きしていて本当に素晴らしい!」と言い、日本人に対してマイケルさんは「30年前の映画を覚えていてくださってありがとうございます」とお礼を言っています。

Embed from Getty Images

民法テレビ放送当時のあたしら日本人は広川さんのギャグとマイケルホイの演技の融合を喜んで見ていたわけです。忘れるはずがありません。

90年代のCD店では曲を探すこと自体がひと苦労

音楽の担当はサミュエル。音楽大好きけこちはもちろんサミュエルの曲を手に入れたいと思ったわけですが、90年代のCD店では曲を探すこと自体が高難易度。CDショップでサミュエルの音楽は売られていましたが、どの曲がどれに当たるのかがまったくわからなくて非常に苦労したものです。お店でサミュエルのCDを複数手に取り悩むこと数十分、いくら見たって言語が理解できていないんだからわかるはずもない。お店の人に試聴をお願いすればよかったのですが、若すぎて内気なけこちはなけなしのフォースを使って選ぶしかなく、狙っていた聴きたい曲がCDに入っていると「あたったー!」と小躍りするほど喜んだものです。

2022年の現在ではCDショップに行かなくても試聴ができ、アップルストアで購入することもできますし、ザブスクであるアップルミュージックで聴くことができます。2022年に生きる私達はなんと幸せなのでしょうか。
Listen on Apple Music

サミュエルの楽曲は素敵な曲が紹介しきれない程たくさんありますが、まずは映画で使われていたものを、ところどころ魅力的なPVを交えてピックアップしてみます。

ギャンブル大将

 ギャンブル大将オープニング曲。後ろのダンサーの踊りはインベーダー作戦を思い出しますが、この頃の時代の特徴なのでしょうか。サミュエルの踊りも愛らしい。

Mr.Boo!ミスター・ブー

 Mr.Boo!ミスター・ブーのサントラのように見えるがほとんどが映画で使われていない。カーアクションの時に使われている曲なんかをサントラに入れてほしかったなぁ。
↓(入っていない曲)

1のアルバムタイトル曲は映画のオープニング曲。MVが作られています。バンドメンバーが楽しい方たちなのでしょうね。なんだか楽しそうに時々ひょこひょこ出てきます。時代を感じて非常に興味深い。

2はコロナ渦の香港でご本人が洋上ステージ一人、ライブで歌われています。穏やかなメロディーの曲。

3のMVでサミュエルが麻雀やってます。ところどころ“混一色”だの“大四喜”だの、麻雀用語が出てくるので歌詞が分かったら面白そうな歌だ…。

インベーダー作戦

 インベーダー作戦のサントラ。映画で使われたのは下の四曲。手品の時の音楽とかテレビ局に忍び込むときに使われた音楽とか、もっと劇中で使われた曲を入れてほしかったなぁ。

1.エンディング曲。映画とは別にMVが作られていたようです。

8.映画冒頭で黒人歌手(サミュエル)が歌う曲
11.マイケルがタイヤで転がるシーンで掛かる曲
13.クライマックスのステージ上で掛かる曲

13曲目はドライブの際に高速道路走行時に大きめの音で聴くと何らかの脳汁が出るのを感じる事ができるでしょう。
何か棒状のものを二つ手にして踊るのもいい案です。

映画のDVDを見ればシーンごとの音楽を理解して楽しめます。

アヒルの警備保障

小学生の頃の記憶で残っていたのが、障子の内側に二人しかいないのにたくさんいるように点呼して二人が互い違いに並びなおしているシーン。これ大人になってからも見たいと思っていたので、この映画で見ることができたときには感動しました。あと、馬の鳴き声でロック解除するのも大きなポイントです。

この作品は移民の悲しさも一部に表現されていますが、それをコミカルで表現できるところがやはり凄いですね。

 アヒルの警備保障タイトル曲

Mr.BOO!天才とおバカ(天才與白痴)

Mr.BOO!天才とおバカ(天才與白痴)のアルバムがアップルミュージックで出てこない。iTune Storeで出てくるはずですので検索してみて下さい。このアルバムはすべての曲のクオリティーが高いのでアップルミュージックでぜひ聞けるようにしてほしいものです。

 Mr.BOO!天才とおバカ(天才與白痴)オープニング曲

このアルバムの曲は特に全部バランスが良いのですが、この天才白痴錢錢錢という曲が一番ぶっ飛んでいてけこちは好きです。

タクシーというお仕事では成田空港の帰りなんかに聴くともう一度成田に行けそうな気持になってきます。

リッキーもお歌が上手

まず惹かれるのはこのジャケット写真です。リッキーは映画の中で少しいろんな意味で弱そうな役が多いのですが、見て下さいこの堂々としたダンディズム。まるでジェームズボンドと見間違うほどですよ。私は旦那さんの顔写真をこのアルバムと合成させてあげようとしていたら旦那さんが先に私の顔を合成してラインで送ってきました。私としたことが先を越されてしまいましたよ。

一曲目のレゲエ風なメロディーで始まり、「アッへーい、あっへーいへーぇいぃ」の4曲目、8曲目の気持ちの良いテンポのロック、ところどころカバー曲。あくまでけこちの独断による全体のイメージは、昭和の日本の歌謡曲といったノリというとわかりやすいでしょうか。

日本に来た時の貴重な映像

これは…よくこんなのありましたね!凄い。インベーダー作戦のプロモーション来日ですね。日本側のメンツがなかなか失礼極まりない。ひどい時代でしたな。

まとめ

けこちと妹の間では、妹が「だいじょうぶ?ねーちゃんだいじょうぶ?」と振ってきたときに

けこち
ねーちゃんだめ~だ~

と、映画の中で使われているセリフで掛け合うのが流行っていた時期がありました。毎回振られても返さない時はなかったのですが、けこちが活いかに当たってお手洗いにこもっている時に振られても唯一返せなかった際、

妹「ねーちゃんほんとにダメだ!」と母親に報告させてしまった事を今でも悔やんでいます。

サミュエル・ホイさんはインスタやってるので私はフォローしています。現在の写真と昔の写真をよくアップしていてファンを楽しませてくれています。リッキー・ホイさんは亡くなってしまいましたが、マイケルとサミュエルにはまだまだ楽しませてほしいなとけこちは思います。

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