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大腸内視鏡検査体験レポート

大腸内視鏡検査体験レポート

今回機会がありまして大腸の内視鏡検査を受ける事になりました。事前の準備で飲まなければならない腸管洗浄剤二リットルの液体を飲めるのかが心配で、ネットで体験談をいくつか拝見しました。いくつかの体験談を読んで少し元気が出ましたし、その方たちのおかげで不安が解消されたので、同じように不安になっている方の為になれるよう体験談を皆さんに共有します。

特にタクシー乗務社員は会社に休むと言いづらかったり、稼ぎたいがために出番数を優先させ、自分の健康をおろそかにしがち。健康診断で引っ掛かった人ももちろんですが、気づいたときにはもう手遅れとなる前にぜひ検査してみましょう。

目次

大腸内視鏡検査とは

肛門から直接内視鏡を入れ、腸の内部を直接見る事の出来る検査。特にがんを早期発見するならやはりこれが一番。

検査を行うにあたっては事前に腸内をきれいな状態にする必要があり、そのために行う事前準備としては、検査を行う数日前から繊維質を避けて消化の良いモノだけを食べる、前日には下剤を飲む、検査当日は朝食抜きで検査を行う直前まで腸管洗浄剤を1~2リットルと合わせて水又はお茶を飲んで排出物が透明の液体になるまで排出を繰り返す作業が必要となる。

前もって準備したもの

●必要書類(同意書など)
●氷1キロ
●プラコップ
●保冷袋
●500mlのお茶又は水×2

※下の写真の氷は帰って来てから撮影したので溶けていますが。

腸管洗浄剤は冷やすと飲みやすいと前々から身近にいる経験者から聞いていたので氷を用意。

冷やして飲むと飲みやすいと聞いたので氷とコップ、それらを入れる保冷袋を用意

冷やして飲むと飲みやすいと聞いたので氷とコップ、それらを入れる保冷袋を用意

保冷袋はその辺では売られていなかったので改めてネット購入しておいた。以下の商品は今回の用途にちょうどいい大きさだったもの。

検査が終わる事にはさすがに氷が溶けて水が多くなってきていたので、氷が解けないようにするなら下記のような保冷剤を一緒に入れると良いでしょう。

氷を入れて飲む事自体は飲みやすくなって良いのですが、暑がりなけこちでもさすがにめちゃめちゃ寒くなって若干震えが来てしまいました。たまたま厚めの上着があってよかったけど、足元に掛けるブランケット的なものも欲しくなるほど。普段から寒がり屋さんなら使い捨てカイロを持参すると良いかもしれない。検査前で大したもの食べてないからエネルギーも無い状態で余計でしょうね。

暇つぶしの為に用意したグッズ

●ノートパソコン
●イヤホン
●充電器
●老眼鏡(任意)

とにかく二~三時間かけてゆっくり飲む必要があるため、本でもスマホでもタブレットでもいいので時間をつぶせるもの何かしらのグッズ持参は必須でしょう。今回勉強的なものはやめ、リラックスできるように、娯楽を楽しめるように、という部分を意識しました。

イヤホンは音を聴くだけではなく耳栓的な用途も含めます。

検査3日前~前日

今回の場合は特に食事制限の指示はありませんでしたが、これは各人医療機関の指示に従ってください。ケースによっては指定の食べ物を食べることもあるようです。個人的にたくさんの洗浄剤を飲まなくてもいいようになるべく繊維的な食べ物や豆・種子類は避け、うどんのみ、塩おにぎりのみ、のような食事を心がけました。

けこち
大好きなネギやゴマ、キノコ類、野菜類が食べられないのが少し辛かったな。

検査前日の21時でもう食べ物は口にできず、ここで下剤を飲みます。今回は「ピコスルファートナトリウム」というよくある目薬くらいの小さな容器に入った液体の下剤で、200ml以上の水に溶かし入れて飲みます。

味はほんの少し甘いかな?くらいのもので、問題なく飲めるものでした。(冷たいものが好きなけこちは氷を入れて飲みました)

飲んだら便意とかで夜中起きちゃうかと思いきや全くそんなことはなく、本当に下剤なのかこれはと思うほどでした。この薬による便意は消化器科に入った時に来ましたのですぐにお手洗いを借りました。効き方は人それぞれみたいです。

検査当日

実は10年以上前に初めて胃カメラを行うという当日、寝ぼけていつも通り朝食を食べてしまった経験があるけこち。そのせいで今回も夢で食事を食べてしまってどうしようと慌てている夢を見てしまったくらいトラウマ。

再びこの不毛な事件が繰り返されぬよう、行っている対策は原始的な方法である張り紙方式。

起きてまず目に入る側の壁に一枚

起きてまず目に入る側の壁に一枚

テレビの方向に一枚

テレビの方向に一枚

今回の舞台は先日入院もした、けこち行きつけの都内某病院。受付を済ませ、消化器科の入り口から入るとまるで選挙の記名スペースの様に板で囲まれた状態の机が奥の方にたくさん並んでおり、その上にドーンとデカい下剤の容器が既に視界に入ってきて早速萎えるけこち。

看護師さんに指示されたブースに座り、けこちは予め準備していたものを机上に並べた。壁があるので他人とは分断されるプライベートな空間を確保できるのがいい。

机上に必要なものを準備

机上に必要なものを準備

その場にいた人たちは看護師さんからまとめて全体の流れや注意事項などの説明を受けながら計量コップに入っていた「内蔵の泡を消す白く濁った液体(ガスコン水)」を飲まされ、早速腸管洗浄剤を飲みはじめていいですよとのこと。いきなりゴングが鳴って(もちろんゴングはないが)スタート。

一番不安だった腸管洗浄剤の味について

↓今回の腸管洗浄剤の種類はモビプレップ

一番気になるこの洗浄剤の味ですが、小学校の時によく食べた梅ガムを思い出すような味というのか、飲んでみると思ったよりも飲みやすいと思うはずです。普段から苦手なものは決して口にしたくない、味に敏感なけこちでも飲めると言えば安心するかな?

けこち
うん、これは飲めるぞ!

ただし、急いで一気に飲んだりすると吐き気に繋がったりするようなので指定の時間をかけてゆっくり飲むことがポイント。何年か前に違う病院では吐いてしまった人がいたけど、今回は具合悪くなった人は皆無でした。病院側の説明に従ってゆっくり飲めば具合が悪くなることはまずないのではないかと思います。

計量カップで測って氷の入っているプラカップに移し替えて時間を見ながらちびちび飲みました。時間に関しては厳密にというわけではなく、だいたいの目安にするくらいの意識で行きました。

腸管洗浄剤500mlを30分かけて飲み、10分で水又はお茶を飲む、これが1セット。

1セット終わったあたりで一度排出し、2セット目を行っていく。

便の状態について

便の状態の目安は大体においてお手洗いの扉に貼ってありますが、かすもなく透明な状態になったら看護師さんのチェックを受けます。経験のない人にとっては自分の排せつ物を他人にチェックしてもらうなんて事はなかなかないでしょうから抵抗感もあるかもしれませんが、排泄物は既に臭いもなく液体状態であり、みなさんが思ってるより恥ずかしさなどの精神的な負担はないのでご安心を。

ただ、何度もお手洗いに行き、排出のたびに拭く際の摩擦で尻の穴が痛くなるという事は想定した方が良いかもしれません。過度にこすらず、優しく抑えるようにするか、柔らかいウエットなおしりふき等を用意するなどすると良いかもしれませんね。実際けこちの反対側に座っていた男性が「もはやちょっと触れるだけで尻の穴が痛いですな」とぼやいておられました。

この2セット目での排出途中でたいていの人は仕上がるのではないでしょうか。けこちはトータル700ml飲んで仕上がりました。というのも、前の日のご飯は「朝パンのみ」「昼うどんのみ」で「夜はゼリー状のもの少し」にしていたのがよかったんだと思います。下剤をなるべくあまり飲みたくない人は前の日のご飯から固形のものを避けると良いみたいですね。OKもらった時点で検査着に着替えました。上は普通の検査着ですが、半ズボンは紙製でおしりの側に穴が開いている特殊なデザインのもの。

洗浄液に関しては最低でも1リットルは飲まないといけないらしいので、OKもらってもその後も残りを飲み続けました。

全部飲み終わりそうな時点で「次呼ばれますよ」と言われたので机上に広げられていた荷物を全てロッカーに入れ、間もなく診察室に入りました。

検査自体はあっというま

検査室に入った後はもういたってシンプル。横になって先生に挨拶して、点滴の針を刺され、部屋が暗くなったなと思ったらもう意識なし状態に。気づいたらもうお休みスペースで横になっていました。検査自体は痛くも恥ずかしくも不快もなんともなく終わります。文字通りあっという間。

けこち
弱虫なけこちにもできたんだ。だから安心してほしいな!

終わってお休みスペースで30分~1時間近く横になって、看護師さんに帰っていいですよと指示されたら着替えて帰宅。鎮静剤を利用しているのなら何かしらの運転は出来ません。

料金は保険適用で一万円ちょっとというところでした。

【参考】「下剤を飲む作業をしない方法」で検査ができる病院もあるが

数年前に行ったことのある一度目の時は、二リットルの下剤を飲むという作業をしない特殊なやり方で内視鏡検査をしてくれる病院で行いました。それは、胃と腸の検査を同時に行う申し込みをすれば、胃の検査の最後で下剤を直接十二指腸に注入してくれるという方法(内視鏡的洗浄液注入法)によって飲むという作業から解放されるというもので、これはなかなか快適でした。スコープの入れ方についても『水浸法』という方法で腸の痛みがほぼない上に、少量の麻酔をしてくれるので意識のないうちに施術をしてもらいました。

内視鏡検査を一度も受けたことがないので不安、胃と腸両方を見てもらいたい、二リットルの下剤を飲むこと自体にどうしても不安を感じる、というけこちが見つけた病院で非常に快適に検査を済ませたのですが、どうやらこの方法は危険だという説もあるようです。

記事内にも書きましたが、そもそも腸管洗浄剤は時間をかけて服用することが重要なのですが、一気に十二指腸に直接投与することによって腹痛・吐き気を引き起こしたり、最悪の場合は腸閉塞や腸管内圧の上昇によって腸管破裂に繋がったりする事があるようです。けこちは全く問題なく検査を終えていますが、全ての方に無条件でお勧めできるものではなさそうだと思ったので実際に行った病院の紹介はとりやめました。

今回のレポートでお分かりかと思いますが、意外にも腸管洗浄剤は飲みやすいものですので、皆さんの行きつけの信頼のおける病院・大学病院などで受けるのが良いと思います。

あとがき

実はこの検査が決まってから心が重くなり、気が重くなりすぎて何をやるにも元気がなかったくらいで、ブログも更新できませんでした。

それほど得体の知れない液体を大量に飲むことに抵抗感があったけこちでしたが、受けてみると全く怖がる必要の要素はなく、むしろ一年に一度必ず受けておきたいと思える検査だと思いました。特に健康診断で行った検便によるポリープの疑いなどで検査が必要になった際に、経験がないと検査が怖いと思うかもしれないですが、おおまかな流れは今回のレポートのような感じで何も不安を感じることはないですし、大腸のがんは早期発見すれば大事にはならないはずですから是非積極的に受ける事をお勧めします。

好みが分かれるところとしては、検査を行っている最中起きて自分の腸内を見たいという方は鎮静剤を使わなければいいですし、眠っている間に行ってもらいたいと思ったら鎮静剤を使ってもらえばいいし、その辺は医療機関に相談しながら行うといいと思います。

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