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【配車アプリでもタクシーが捕まらない】タクシー運転手の電話番号が欲しい?

タクシードライバーの電話番号が欲しい?

タクシー営業しているとたまに言われる言葉

「お名刺あります?」

要はドライバーと直接やり取りをしたいという事です。けこちにそんなありがたいお言葉を頂けるなんて感謝です。これを見ている乗務社員の方やお客様にも経験があるかもしれないですね。そのように言ってくれるお客様の心理的背景はどんなことが考えられるでしょうか。

今回はタクシーネタではあるけれど、法律という大前提によるものではない話題。けこちの経験からサービスに対する対価、それを踏まえてどう対応するべきなのかというテーマで少し掘り下げて考察していきます。乗務社員、お客様、そしてタクシーではなくともサービス業の方全般にも通じるお話なので、判断の仕方の参考としてお読みいただけます。

目次

条件によって一般配車が限界を迎えるときがある

現在は当たり前のようにある配車アプリ。おそらく現在のタクシー会社では電話で受けるよりもアプリで受けたほうが自動配車によって人件費がかからないので、従来のやり方である電話による配車依頼に対応するタクシー会社側の人員は最小限に抑え込まれている、ゆえに「アプリは比較的配車が付きやすい、電話は通じづらい」という事が現実のようです。実際けこちは去年、自分の会社に配車依頼の電話番号にかけたら一時間通じなくて愕然としました。

電話も通じづらいのですが、アプリも天候の具合によっては配車を付けられないことがあるようで、確実に車を手配したい方がドライバーと直接やり取りしたい、そんなことがあるようです。

アプリを使えない方たち

これを見ている皆様は「みんなアプリにすりゃいいじゃん!」と思う事でしょう。しかし現実にはアプリにできない方たちが一定数います。それはアプリ、またはスマホを使えない高齢層の方たちです。

その方たちは電話が通じないので非常に困ったと思っていますが、スマホを持っていなかったり、持っていてもアプリを使おうとしない、又は使えません。雨ともなるとタクシーの需要が上がるのでタクシーをキャッチする難易度は更に上がって数倍に。

そのような方たちが運転手に直接電話連絡でお願いしたいと思うケースは結構あります。

気に入った運転手さんにお願いしたい

タクシー運転手って様々で、感じの良い人悪い人、運転が安心できる人危ない人、自分と同姓か異性か、などの要素により、安定安心の人を見つけると常にその人にお願いしたい、そう思う人が声をかけてきたりします。

配車アプリによる高いサービス料を払いたくない

配車アプリの中にはサービス料を払う事によって配車をさらに確実なものにするという仕組みのあるものがあります。大半のお客様はサービス料をたくさん払っても確実に車に来て欲しいと思っている方ばかりですが、中にはその高い金額を出したくないし、サービス料を高く払うことにしても配車が付かないのでらちが明かない、ゆえに運転者と直接やり取りしたい、そういうことのようです。

サービス料について

これはアプリによって変わってくるのですが、ざっくり言うと、「タクシー事業者自身が制作したアプリ」ではなく、事業内容が「タクシー事業者等に向けた配車ソフトウェア・システム他の企画・サービス提供」(S.RIDE株式会社)や、「タクシー事業者等に向けた配車システム提供などモビリティ関連事業者」(GO株式会社)のように、タクシー事業者にプラットフォームを提供している会社によって運営されているアプリでサービス料が発生すると思ってもらえると良いでしょうか。

国の認可事業者であるタクシー事業者はメーター料金として法律でガッチリ決められているが、プラットフォームの提供会社の運営するアプリであれば、サービス料についてはアプリ側で金額操作してプラットフォームの提供会社側に流せるという仕組み。例えば今まで予約料(各事業者で異なる)としてドライバーの手元に入る料金だったものがサービス料という名前に変えられた上、乗務社員に入らないケースも出てきています。

よく考えましたね。

時間と対価、その他条件を踏まえて判断

少し具体的な話をします。

電話番号交換などをして直接ドライバーが予約を請け負ったとしましょう。配車アプリなどによる配車は、お客様の希望配車場所の半径1〜数キロにいるタクシーを効率的に呼ぶ仕組みですが、ドライバーが個人的に電話などによる個別対応をした場合、ドライバーは都内のどこかからなら最低でも1時間前には迎車にしてお客様のところへ向かいます。私ならナビで到着時間を割り出して20分前くらいには着いておきたいです。

レストランでも予約をすると席を取っておいてくれますよね?予約者のために営業時間を削って準備してくれている、それと同じようにタクシーでも個別に予約を受けた場合は通常配車よりも更に時間や労力を削って準備します。大事な予約の前に普通の営業でうっかり成田などの遠いところに行かないように気を付けながら仕事をするのは、それなりに精神力を使う事と言えるでしょう。

このように、個別で予約を請け負った場合はそのお客様の為に確実に時間を削りますので、その予約仕事でいくら売り上げられるのかということは大事な要素です。タクシーを営業する者はざっくりでもいいので時間換算で売上の目安にしたい。例えば、昼日勤のけこちが普段から全体の売上は時間あたり3,000円くらいを目安にしているとしましょう。

一時間お客様の為に時間を潰し、その後一時間くらいで目的地にお送りして売上げる。上記の目安で行くと「最低でも」そのお仕事は6,000円の売上がないと割に合わないということが言えますね。このように、自分の目指す時間単価でざっくり計算すればそのお仕事を受けるべきなのかどうなのか判断できますので一つの目安として参考になさってください。

けこち
そんな営業にシビアなけこちでも、普段から個人的に、特別とーーーってもお世話になっている方などはお金の問題ではなく無条件でお迎えに行ってます。

参考例 けこちの判断の仕方

冒頭にも書きましたがこのお話は法律でどうするかというお話ではなく、たいていが歩合制の給料だからこそ自分の売上をどう作り上げ、どう守るのかということですので、各人条件は微妙に違ってくるかもしれませんが、どう判断すればいいのかわからない方もいると思います。私の判断の仕方を書き記しておくので目安として参考になさってください。

私は過去の経験から、昼間なら1万以上で受ける事にしています。条件が都合よくつながるとか、朝一番で会社の近くから出発してちょうどいい時間に着く迎車場所であれば、その条件に合わせて多少少ない金額でも向かうかもしれませんが、よほどでなければお電話での直接のやり取りはもうしない事に決めています。

過去に直接やり取りをしていたお客様の中で、病院へ着いて支払いを済ませ、その後また家に帰るので一時間ほど待っていてもらって良いですかと言われたことがあります。その時はちょうど休憩を取っていなかったので、休憩取って待つ事にして対応できましたが、そのお客様はだんだんとエスカレートしていき、そのうち待たせるにも関わらず、上記にある単価の目安の条件も下回り、待ってる最中はメーターを切れと言い出すことが多くなったので最終的にそのお客様からのお仕事自体をお断りしました。

タクシーの場合、運転手を待機で拘束するなら待ちメーターは入れるのが基本です。メーターはお客様の一言によって入れろ、又は切れの指示を受けられるものでもありません。その待ちメーターも時間メーターに切り替わるため通常営業に比べるとタクシーを営業している者にとっては割に合わない金額になるので、待つだけでも良心的対応と言えるでしょう。

車を離れる際は知り合いや常連でなければ現金かなんらかの身分証明書を置いていく、これもタクシーに乗り慣れている方なら一般常識として意識していただいている事項です。乗務社員は待っていてくれと言われた際に多めの現金或いは何らかの証明書のお預かりをお願いすると良いでしょう。

というのも、中には待ちを指示しておきながらそのまま帰ってこない方もいるのです。いわゆる乗り逃げです。法人タクシーの場合、この回収できなかったお金は乗務社員が会社に自己負担で納めなければなならないのです。例えば20,000円くらいになるとかなり痛い。夜は単価が高いことが多いので特に要注意です。

このような背景がありますので、お客様としてご乗車頂く方はどうかご理解ください。

関連する法律

一応今回の話に関連していると思われる法律での目線も取り上げます。

旅客自動車運送事業運輸規則(昭和三十一年運輸省令第四十四号)

第二条

4 旅客自動車運送事業者の従業員は、その職務に従事する場合は、輸送の安全及び旅客の利便を確保することに努めなければならない。

本来利便を確保するために配車アプリがあるので、一般の皆さんはそれらを利用していただくことで事業者は利便性を提供していると言えるでしょう。そこでうまくいかなくてタクシー運転手の電話番号を手に入れて個人的に配車をするお話ですので、これはもう営業的な金額を判断するレベルのお話だろうという事で今回のお話をしてみました。

タクシー配車のコツ

けこちがお客様に聞いた配車のコツを少しですが提供しましょう。

(東京23区・武蔵野・三鷹地区で利用されるお客様です)

GOがだめならS.RIDE

これ皆さんおっしゃっています。GOはCMでブレイクしてから本当に来てもらうことが困難になったと。そしてサービス料を高くしても配車がつかないという声が多数。

そんな方たちが工夫しているやり方は、基本GOで配車トライしてみて、駄目ならS.RIDE、この二つのアプリを入れてうまく運用すればタクシーに乗れる確率を上げられるようです。これは実際の声としてたくさん聞いています。

このやり方が有効な理由としては、例えばここで取り上げるGOとS.RIDEに登録している法人タクシー会社が現時点ではそれぞれかぶっていないので、結果様々なタクシー会社の車にまんべんなく配車をかけられることにつながっているのではないかと予測します。

ただし、タクシーの配車の仕組みというのは基本「配車したいお客様の半径〇キロ」(各社各アプリで違うはず)で車を探しますので、物理的に時間帯によってそのエリアにタクシーがいなければいくらお客様がサービス料を出すといっても配車はできません。近くにいなければ配車できない、これは至極当然のことなのですが。

 タクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》

GO タクシーが呼べるアプリ 旧MOV×JapanTaxi

GO タクシーが呼べるアプリ 旧MOV×JapanTaxi

GO Inc.posted withアプリーチ

 

 タクシーの配車はエスライド(S.RIDE)

タクシーの配車はエスライド(S.RIDE)

タクシーの配車はエスライド(S.RIDE)

S.RIDE Inc.無料posted withアプリーチ

WEB上で配車をかける

みんなアプリを使っているけど、パソコンなどでタクシー事業者のHPの配車システムで配車を掛けると高確率で短時間での配車を依頼できるというお客様からの情報がありました。皆さんが普段使っていらっしゃるタクシー事業者のHPをチェックして、WEB配車があるなら試してみてください。

あとがき

私たちのお給料はたいてい歩合制です。今回のお話を参考にしていただき、公共の乗り物として国に認可を受けた事業者の元で働いているという事と、お客様のニーズを大切にしつつ、自分の給料は自分の感覚で守りましょう。

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