少しばかり刺激の強い映像群を昭和の子供たちは普通に見て育ってきました。そのせいか、私個人は現代は刺激的ではないと感じることが多いです。
今回は令和の現代ではなかなか目にすることが出来ない、且つあまり有名ではない映画や映像を、昭和の子けこちがピックアップしていきます。若い方たちがこれらを知っていたら周りから一目置かれることでしょう。
※是非実際に作品を見てほしいのでわざと説明をあまり深くしていません。刺激に弱い方は少し気を付けて見てみて下さい。刺激に弱いけこちの選ぶものだから大丈夫なレベルだとは思いますが。
震える舌
いきなりヘビーなものから紹介しますが、この映画は医療ホラーとでもいうのでしょうか。当時は不思議とよくTV放映されていました。この映画を見た小学生の私は大好きなカルピスが一時期飲めなくなり、大好きだったチョココロネも選びづらくなってしまいました。泥遊びが怖くなりました。埋立地という言葉を聞くと今でもこの映画を思い出します。
とにかく凄いのが主人公の女の子の演技です。今どこで何をやっていらっしゃるのかとても気になります。
この現代で配信されているという事が一番驚きです。画面がだいぶ暗いです。ちょっと見づらいかもしれませんが、そこも昭和らしさ。
空飛ぶゆうれい船
夏休みの午前中、このようなひと昔前の似たような子供向けのアニメ映画が毎日再放送されていました。この映画で何といっても最大の印象に残るもの、それはボアジュースです。ボアジュースを飲んだ人間は身体が溶けます。それなのに街中でボアジュースの楽し気なCMが流されているんです。それが子供ながらにとても怖かった。原作は石ノ森章太郎さん(当時は石森章太郎)。原画スタッフとして宮﨑駿さんが参加しているそうですが、そんな事よりボアジュースです。そしてオチも印象的…。
大人になってからこの作品を見つけたとき本当にうれしくてDVDを買いました。今は配信で見ることが出来ます。もちろんけこちはサントラも買っているのでボアジュースの歌はフルで持っていますぞ。
ピカドン
小学校の時に生徒が視聴覚室に集められて見せられました。今の親はこういうもの見せるなとかいうのかな?しかしこれは事実。
その後「はだしのゲン」とか「火垂るの墓」を後に見ましたが、それより学校で見たこの短いアニメが私の中では最強の記憶です。
オーメン2
なぜ1作目ではないのか。1作目ももちろんいいです。ちなみに3はちょっとアレです。(あくまで個人の意見です)
この2はダミアンが青年になってから自分の正体を知り、そのことに混乱し、やがて受け入れていくという苦しさと悲しみの入り乱れる心の移ろいがとても印象的な作品なのです。そしてなんといってもダミアン役のジョナサン・スコット・テイラーさんが美少年。
そうはいってもオカルトホラー作品なので、エレベーターのシーンをテレビで見た小学生の私は吐き気というものを初体験した記念すべき作品でもあります。
SF/ボディ・スナッチャー
『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(1956年)を1978年にリメイクした映画。この映画はとにかくキャストがいちいち濃い!突っ込みどころが色々あるところが非常に見ごたえがある。印象に残っているのは人面犬と、ドナルド・サザーランドとヴェロニカ・カートライト(この人は叫ばせるとその顔がとにかく怖い)の二人の雄叫びです。あと、眠る事と綿状の繊維が怖くなります。
残念ながら配信がないんです。こういうのを配信してほしいものです。
ウルトラQ 「1/8計画」
高校生の時に初めて再放送で見たウルトラQ。初めて見たのがこの「1/8計画」でした。みんなが1/8になれば小さなスペースでも広く感じることが出来るとのこと。現代の地球の状況を考えるとこの計画は今でも有効に思えます。
キャリー
不思議な能力を持った女の子の話。この映画のキャリーに対するいじめ方がとにかくひどい。いじめた人たちに報復をしていくシーンでは画面が二分割になり、それがとにかく新鮮なイメージだったのと、若干の爽快感を覚える。
クリスチーネ F
高校生の頃、デビッド・ボウイが出てるらしいからと妹が借りて来たビデオを軽い気持ちで見て衝撃。せめて見る前に覚悟させてほしかった。
ちなみに下のトレーラーでは見るのが辛くなるようなシーンは入っていない。この映画も全体的に画面が暗め。現在では配信はないし、DVDやBlu-Rayでも日本語版はなく、在庫がなかなかない。
トムとジェリー 「ひげも使いよう」
最後に少し明るいものを。ペコスおじさんが歌う「ケンボー」の歌。(cramboneと歌っているらしい)執拗にトムを追いかけてひげを求めるので見ているこちらも逃げたくなる錯覚に陥りました。