今回は70年代好きなけこちにしては珍しいタイトルですが、80年代から日本ではあまり知られていないイギリスの有名人「トレイシー・ウルマン」を取り上げます。
けこちが初めてトレイシーを見たのはレーザーディスクで見た「ウーマンインロック」(廃盤LD)というドキュメンタリーの中のこの映像でした。↓
電車やバスなどのつり革の手の部分を洋服に取り入れているのが印象的で、そしてなんてかわいい声なんだろうと思ってCD買いました。今でもトレイシーの曲がかかると、「この人誰?」とよく言われます。歌の内容も女性らしいかわいいのが多いけれど、声もとてもかわいくて魅力的。もしかしたら『アリー my Love』やアニメ『ザ・シンプソンズ』で知っている人の方が多いのかもしれないですね。けこちは見てないけども。
youtubeで検索すると全盛期の手作り感満載PVがいくつか出てきます。このおそらく80年代半ばでは現代のように洗練されているわけでもないけれど、ミュージックビデオを一生懸命作り始めた時代だったのでしょう。それがとても愛らしいので現代の人に紹介しましょう。
トレイシーのルーツと経歴
wikipediaによれば父方はポーランド系、母方はロマ(ジプシー)の血を引くイギリス人系とのことです。ジプシー…ポーランドと聞くと彼女のお顔にその地方のルーツはしっくりきます。
とにかくこの人明るくて元気!この人の映像や喋りを見ているだけでけこちは悩みなんてどうでもよくなってなんだか元気になってきます。それと元々ミュージカルの方なのでPVの中でちょっとしたダンスを披露してくれるんだけど、ラフに踊っているようでもちょっと普通ではないキレを感じます。歌わせても個性的だし、ダンスもうまいし、喋りも面白い。多才なところが人気が出た理由でしょうね!
Embed from Getty Images
youtubeで見れるPVをいくつかピックアップ
They Don’t Know
彼女の一番の代表曲がこの「They Don’t Know」ではないでしょうか。このPVの最後にはポール・マッカートニーが出てます。wikipediaには書かれていないけれど、1984年にはポールの映画「ヤァ! ブロード・ストリート( Give My Regards to Broad Street )」にも出ていました。そのつながりでこのPVに出てくれたみたいだけど、トレイシーの方が映画では結構しっかり出てましたよ。
※けこちは「ヤァ! ブロード・ストリート」を中学生の時にレーザーディスクで見ました。
個人的にはトレイシーはすっぴんがかわいいと思います。
breakaway
学生服を着たトレイシーがとてもチャーミング。これもすっぴんぽい方がかわいい。ダンスはラフながらも上手なのがよくわかる。
Move Over Darling
どうしてもコメディー要素を入れたいようで。ミラーボールにぶら下がっているトレイシーの表情はなかなか見ごたえあり。
Sunglasses
少し寂しい女の子の気持ちを表している詩の内容を映像としてPVに表現したようです。
Terry
どんくさい女の子のような演技をしていたのに急に間奏の時に踊りのキレが急に来る。
My Guy
全体を通してトレイシーの髪形、これは80年代ならではの何とも言えないアンバランス感覚。そして間奏の時のビートイット“風”の踊りがなんでしょうか、不思議な雰囲気です。
Bobby’s Girl
これはPVではなくTVショーのようです。どの辺の路線を行こうとしているのかよくわからない衣装でなんだか憎めない。
アルバム
このアルバムはいいとこどりで聴きやすい。これさえ一つ持っていればバランスよく楽しめます。
あとがき
けこちが30年前に勤めていた会社のオガワさんという女性に似てるんです。オガワさんはトレイシーのように吹っ切れた明るさがあればもっと魅力的になったと思うんだけどな。
けこちはちょっと元気のない時に明るいトレイシーの歌を聴いて前向きになるようにしています。