ボストークが導いた豪徳寺とエルメスのクリッパーとの出会い

восток

現在の紛争前、私の出身地である函館ではロシアの様々なモノが結構売られていました。2000年台のどこかのタイミングで、よく行っていた雑貨屋さんに置かれていたソ連の腕時計に心を奪われ、即買ってしまったのがボストークという腕時計です。

 ボストーク (時計メーカー) – Wikipedia

восток

восток

восток裏面

восток裏面

多分純正ベルト

多分純正ベルト

手巻き、しかも巻くときに少々コツがいること、西側では決して出せない空気感、キリル文字、その全てにロマンを感じてしまうモデルです。このボストークはデザインがえらいたくさんあるようですが、けこちのはそんなに珍しくない、まぁ無難なモデルだと思います。

最近主人の趣味であるサバゲに参加する際、女性のソ連兵のようなコスチュームをまとう事があるのでボストークをソ連兵コスチュームに合わせたいなと思ったわけです。探してみたら息子に貸していたと思っていたボストークが自分の時計保管箱にある事を発見しました。

ねじを巻いてみると秒針が止まってしまう状態。修理の必要があるのはわかったけれど、このボストークはなかなか修理してくれるお店がないようで、ネットで探しあてたボストーク収集家のサイトで豪徳寺にあるエルオクロックさんという時計屋さんが対応してくれるという事を知ったのでまずは直接出向いて診てもらう事にしました。場所は豪徳寺、商店街の中です。

目次

ボストークを修理して頂ける時計店、エルオクロック(L o’clock)さんへ出向く

 エルオクロック(L o’clock)

店主らしきお方に恐る恐るボストークの症状を伝えると、時計を手に取り、真っ先に何かの装置の上に乗せてまずは磁気を取り除きましたとのこと。そして時計の音を拡大して聞ける装置に乗せ、「ちゃんと動けていますね」とのお言葉。まるで子供はおなかの中で元気だと医者に言われたかのような心強さです。

時計屋さんにこんな対応してもらったことは今まで一度もなかったのでなんだか感動。いや、時計屋さんはみんなやってるのかもしれないけど、こうして目の前でやって見せてくれるっていうのは信頼感、安心感に繋がるものですね。

ボストークは2万円弱で修理とオーバーホールをしていただけるという事でしたので安心してその日に預けました。

 けこちのモデルとほぼ同じボストーク

豪徳寺という街をお散歩

駐車場に停めてからというもの、なにかこう…やけにスパイシーな香りがするなとは思っていたのですが、商店街の中にその根源を発見しました。

 OLD NEPAL TOKYO

けこちは特殊な様子の食べ物は苦手なのですが、スパイシーな香りがもう空腹のけこちに誘いかけてくるので食べたくてしょうがなくなって初めてのお店に入ってしまいました。

インドカレーではなくてネパール料理のお店でした。初めて食べましたがこれが非常においしい。食べ方はテーブルの上に説明があったのでその通りに頂きます。酸味、辛み、塩味、風味、の味のアチャールをミックスさせて楽しむという概念が面白い。

ネパールのカレー

ネパールのカレー

味を楽しむ食べ方を教えてくれます

味を楽しむ食べ方を教えてくれます

腹ごなしがてら豪徳寺を見学

そして無難ではありますがせっかくなので豪徳寺も見に行きました。タクシーのお仕事では名前を言われてたまに豪徳寺駅やこの辺まで来ることがあったにしても肝心のお寺の存在を確認したことは一度もなかったので新鮮な気持ち。招き猫がいっぱいのお寺でした。

紅葉がきれいだった豪徳寺

紅葉がきれいだった豪徳寺

豪徳寺にはたくさんの招き猫がいる

豪徳寺にはたくさんの招き猫がいる

ボストークを取りに行って出会った金銀コンビの綺麗なクリッパー

年末にボストークが修理完了とのことで連絡を受けていたのだが取りに行く時間が取れなかった為、年明けに取りに行きました。ボストークの修理代を払い、お店にある時計をちらっと見てから帰ろうと目線を一巡してみると、けこちがずっと欲しいと思っていたエルメスのクリッパー(ゴールド&シルバーのコンビ)があるではないですか!

HERMES CLIPPER コンビ色

HERMES CLIPPER コンビ色

文字盤がピンクのモデルは結構店頭で見たことはあるのですがコンビはなかなかなくてずっと探し続けていたものでした。(ネット上では結構あるが店頭ではあまり見ない)綺麗な金銀コンビに店頭で直接出会ったら購入しようと思っていましたので…

買いました。仕方ないです。出会ってしまったのだから。

エルメスのクリッパーというモデルは既に廃盤になっており、現在では中古でしか購入できません。丸いケースは大型船の窓をイメージして作られたものだというところがブランド物にほとんど興味のないけこちでさえなんだかロマンを感じてしまうのです。大きめの時計ばかり持っているけこちにとっては大人の女性らしい小さな時計を買うならクリッパーしかないと常々思っていたのでした。

え、この文字盤見えるのかって?

けこちが老眼だという事をよくご存じですね。当然見えませんよ。

元々エルメスにしてはお手頃のお値段で売られていたようですが、クリッパーは現在の中古市場でも比較的手を出しやすいお値段だと思います。なぜだろうと思ったのですが、エルメスはアップルウォッチとコラボして「アップルウォッチエルメス」という商品を出しているんですね。「アップルウォッチエルメス」では文字盤をクリッパー仕様にもできるらしいので、元々のクリッパーが廃盤になっているのにそんなに値段が吊り上がらない理由かもしれませんね。

Apple Watch Hermès はAPPLEかHERMESでしか購入できません。なかなかいいお値段です。

Apple公式ページ

エルメス公式ページ

けこち
また欲しいものが現れてしまった…
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