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震災の経験を伝える けこちの場合

↑アイキャッチ画像は、北海道の大停電の際に信号が動かなくなった為に交通整理をする警察官。

こんにちは!けこちです。

ここでは私が経験したいくつかの震災のお話をしたいと思います。私の経験を共有し、同じ事が起きたときに少しでも誰かのお役に立てるなら幸いです。

目次

初めての恐怖体験 秋田沖地震

日本海中部地震Wiki
私は小学校六年生の時の修学旅行初日にこの地震に遭遇しました。被災場所は青森の郷土資料館です。小学生でしたので、土偶や土器にはまだそれほどグッとくる程までに心が成熟していませんでしたのでなーんとなく先生に連れられて館内を歩いていました。

二階へ行こうとクラスのみんなでぞろぞろと階段を上がって半ばに差し掛かった時、大きな揺れが私たちを襲いました。はじめのうちは郷土資料館の特別イベントなのかなと思いましたが先生がいつになく慌てていたので本物の地震だとわかりました。

階段の途中なので頭を隠すものもない状態でしゃがむことで精いっぱい。子供ながらに天井からの落下物が来ないか心配になり、壁に背中をぴったりくっつけて揺れが収まるのを待ちました。天井から吊るされていた白鳥のはく製が左右に大きく揺れたのが一番怖かったです。このはく製は郷土資料館のホームページの画像で確認できるので現存しているようですが、私が見たものと同一のモノであれば思ったよりも小さなもののように見えるが…もう一度見に行って確認したいですね。

揺れが収まってすぐに建物の外に避難する際、出口に向かう途中でショーケースに目をやると土器がほぼ全部バラバラに崩れていました。一体どうやって直すんだろうと思いながら出口へ急いだのを覚えています。

青森県立郷土館
https://www.kyodokan.com/

現在は残念ながら閉館しているようです。
理由については「施設設備の老朽化も進んでいることから、耐震補強を含めた長寿命化改修を行う方向で検討を進めており」とあるので、なくなってしまうのわけではなさそうなので安心です。

地震に遭遇した後、どこかの公園の芝生の上でお弁当を食べました。食べている最中も先生は真剣な顔つきでラジオを聞き入っていました。ご飯を食べながら私が考えていたことは、

けこち
さっき見学した味噌工場(かねさ)で得意げな笑顔で段ボールを次々手際よく梱包していたお兄さん大丈夫かなぁ

でした。子供だったけこち。

どの時点で聞いたかわかりませんが、修学旅行生がどこかの海で津波に飲み込まれたという話も聞こえてきました。その話が生徒たちの間で広まり、女の子たちは泣き出しました。私も怖くなりましたし、帰れなくなったら嫌だ、どうしよう、と思うと自分も涙が出てきました。

それぞれの生徒たちが家に電話をしました。私も家に電話をかけて泣いてしまったのですが、その時に母親に言われた言葉はこれ↓

「なーに泣いてんのさ!?」

とても悲しい気持ちになって救われない気持ちになったのは言うまでもありません。本当は少しでいいから心の支えとなる言葉が欲しかったし、元気づけてもらいたかったんですけどね。

帰りの青函連絡船の甲板の上でイルカを探しながら友達と三人で「天国のキッス」という聖子ちゃんの歌を歌って笑いあったのを思い出します。

「てーんごーくにーてーが、とーとーきそーなー」

の部分を何度も歌って自分たちが天国に手が届きそうな状況だという事を表現していたわけですね!当時は津波の仕組みも解っていない平和ボケな時代の子供でしたので、津波に飲み込まれた人がいたであろう海を走る事を、そして今乗っている船に津波が襲ってくるのでは、という気持ちがあったのですが、そうやって歌で怖い気持ちをごまかしてました。

後々ニュースで、津波に追いかけられているバスから撮られた津波の連続写真を見たことがあります。同じ修学旅行生でこんな思いをしている人がいたのかと思うと非常に恐ろしかったですが残念ながらそれほどまでの写真はネットでは見当たりませんでした。

この経験をしたときは子供だったので、反省点というものは特にないですが、大人になった自分としては、

  • 被災した人の心に寄り添う声掛けをするということ
  • 正しい情報を常に受信できるラジオなどで情報収集し、それらをできる限り分析した上での判断を最大限の努力でするべきだという事
  • 海が近い場合は海から離れる、高台に逃げる

子供を引率する大人としての行動一つ一つが命を救うか亡くすかの大切な判断をゆだねられるわけなのでラジオでも被災地の情報はわからないことがある場合も、普段から起こりえる危険の可能性を想像して危険から遠ざかる行動ができるような感覚を持つ必要があります。

ディスニーランドで遭遇した地震

ディスニーランドでの地震は東日本での神対応エピソードが結構有名ですが、私の地震遭遇経験は東日本の前の2000年半ばくらいで、子供が6歳から8歳くらいの間ではないかと思います。もしかしたらディスニーシーだったかもしれません。震度は4~5くらいだと思いますが、もううろ覚えです。

この時はどこかのレストランで食事中でした。この時の地震で一番怖かったのは、天井から何かが落ちてくるのではないかという恐怖でした。上を見上げるとライトが大きく揺れていたのです。何となく思い出すのは遭遇しながら、「ディスニーは建物しっかり作ってくれているはずだから大丈夫なはずだ」と思い込もうとする自分です。(正常性バイアスと言えるかもしれませんが)天井を見て物は落ちてこなさそうだと判断をし、その場所で揺れが収まるのを待って外に出ると、アトラクションはほぼ全て停止で復活の見通しが立たないというようなアナウンスが流れていたので帰宅することにしたはずです。

帰りの車から駅の様子が見えたとき、舞浜の駅の狂気じみた大混雑が見えました。電車が停まってしまったとの事で、電車が動いたのはかなり遅くなってからだったと後からニュースで知りました。

この経験で思ったのは、こういうことがあると移動手段は車じゃないとだめだという事です。この地震ではそんなに大事にはならなかったですが、この経験から旅行に行く時はできる限り車で行くように心がけるようになりました。

東日本大震災

東日本大震災wiki
これはまだまだ私たちにとっては生傷のようなものですね。一部液状化で大変だった地域もありますが、東京都は関東圏の他の地域と比べると被害はだいぶ少なかったようです。

私は当時目黒区に住んでおり、家の近くで事務職の仕事をしていた7階のビルの中で被災しました。最初は地震だな、程度かと思っていたのになんだか揺れが収まらない。私は先に書いている青森の地震の経験がありましたし、北海道ではしょっちゅう大きめの地震があったので地震には慣れているつもりでしたがあんなのは後にも先にも経験がありません。大げさではなく地球が終わるのかと思うような類の揺れ方に感じ、本気で東京にミサイルでも撃ち込まれたりしているのかと思ったりもしました。とにかく揺れがなかなか収まらない。隣の仕事仲間は机の下にもぐろうとしながら強い揺れに床の上で左右に揺られながら怖すぎて号泣。私は揺れが収まらないまま激しく揺れながらパソコンでそのまま作業していました。いつも通りの作業することで私なりに平常心を保とうとしていたんだと思います。

その日たまたま休みで渋谷の街中で震災に遭遇したという同僚は、大きなビルが左右に揺れているのを目撃したそうです。ニュースで見た新宿のビル群も同じ動きをしていました。江東区のビルの28階で勤務していたという知り合いは酔うほどの揺れがずっと続いていて大変だったと言っていました。高い階に勤務するとエレベーターも停止し、階段の利用を余儀なくされます。疲れるだけでなく上り下りするだけで何度もぐるぐる回るので目が回って気持ち悪くなるのだそうです。

揺れが収まってすぐスマホにradikoをインストールしてラジオを聞きながら仕事しました。同じフロアの人はフロア全体に何か指導をし始めました。早めに帰宅したような気がしますがもううろ覚えになってます。

とりあえずすぐに情報を得るのには携帯を使いますので下記のようなアプリを入れておくのは有効です。

 NHK以外のラジオを聞けるアプリ

radiko

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 防災に特化した総合的なアプリ。

NHK ニュース・防災

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 NHKラジオはradikoでは聞けません。NHKラジオを聞くならこのアプリ。

NHKラジオ らじるらじる ラジオ配信アプリ

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 緊急地震速報や津波警報などの情報から、国民保護情報まで様々な警報をプッシュ配信してくれます。

防災速報 - 地震、津波、豪雨など、災害情報をいち早くお届け

防災速報 – 地震、津波、豪雨など、災害情報をいち早くお届け

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帰る途中にあった自転車屋さんに目をやると在庫がまったくなくなっている。遠くの自宅に帰りたい人たちが購入した事により店の在庫が皆無になってしまったんですね。実際こうなると自転車が最強だったと思います。山手通りに目をやると車が渋滞しすぎて全く動かない、歩いている人だけがぞろぞろ動いている。この時タクシーやっていたら大変でした。当時乗務していた人に聞くと、お客様乗せても動けないから時間メーターだけが進む状態になってしまい、お客様は諦めて降りるし自分は動けないしで仕事にならなかった人も多かったようです。お客様だけでなく、タクシー乗務社員もなかなか会社に帰れなかったそうです。

都心部震災時の交通規制

ちなみに、東京では震災の際には車両規制が行われます。詳細は下のリンクの警視庁のホームページで確認することが出来ます。普段から認識しておく心構えが大切。
 警視庁 大震災発生時の交通規制

簡単に言うと、車はほぼ乗れなくなると思っておいてください。

大規模震災にあったら路肩に車を寄せて停車させ、車検証を持参し、鍵を抜かずに放置して避難

鍵を抜かないのは緊急車両が通行する際に車を移動させる際に必要になるからです。万が一鍵をかけたまま車が放置されている場合は重機で強制撤去されても文句は言えないと思った方が良さそうです。盗難の事が心配になると思いますが、車の盗難の対策の為に車検証だけは持参します。これは命を一番に考えた基本行動です。

よーく読むと細かいことはたくさんありますが、大まかにポイントを覚えておきましょう。

  • 被災直後から車両は環七より内側への流入は禁止、環八から都心方向への流入は抑制される
  • 復旧復興の為に、主な幹線道路は状況によって通行が規制される

ここでいう車両とは、道路交通法二条の八の車両の定義で “自動車、原動機付自転車、軽車両及びトロリーバスをいう。”と記載されています。道路交通法の条文ではもう少し細かく定義されていますが、読み解いてわかりやすい言葉にしてみると以下のようになります。

軽車両
自転車、駆動補助付き自転車(電動アシスト自転車)、人力車、馬車、リヤカーなど

原動機付自転車
原動機付自転車、ウイングレット、立ち乗り電動スクーター(定格出力の大きさによる)など
※立ち乗り電動スクーターとはいわゆる電動キックボード

普通自動車(超小型モビリティを含む)
※超小型モビリティとは、原付バイクより大きく、一般的な軽自動車より小さい、1~2人乗り程度の小型自動車(通例EV)

自動二輪車(バイク)

特殊自動車(大型特殊自動車はいわゆる工事現場や農具にある重機系、小型特殊自動車はセグウェイ、Luup社の電動キックボードなど)

※車いす(シニアカー含む)、手押し車、小児用の車 → 歩行者として分類される

家の近くで勤めていたことで小学生の子供をすぐに迎えに行くことが出来ましたし、家までなん十キロも歩くこともなかったのでまだありがたかったです。仕事仲間は府中まで歩いたと言っていました。2022年現在では無理して移動しない方がいいと東京都より推奨されています。とはいえ、小さな子供を保育園に迎えに行かなければいけない人は帰ろうとするのではないでしょうか。普段からお子さんの引き取りの際のルールを確認する必要があるでしょう。

止まっているガスを復帰させる

震度5程度以上の揺れを感知したときなどに、ガスメーターが自動的にガスを止めます。うちもガスが止まっていたのでガスの復帰をしました。ガスメーターの種類によって方法が異なりますので、やり方は以下の東京ガスホームページを参照。

 東京ガスホームページ ガスメーターの復帰方法

うちに入ると本棚から本が数冊落ちていた程度で幸いなことに大きな損傷はありませんでした。ライフラインもすべて問題なし。テレビをつけると千葉のタンクが炎上しているというニュースをやっていました。その後に福島であんな悲劇が起こるとも想像せずに眺めていたものです。

福島第一原発の爆発によって起きた放射性物質の水道水への混入

これはどうしようもなかったです。名古屋に実家がある同僚は会社を休んで名古屋へ避難していました。それまではやかんにお湯を沸かして麦茶を作っていましたが、その瞬間にお茶は購入することにしました。ご飯もペットボトルの水で炊いていたかもしれないですがもううろ覚えです。料理をするならどうしても水道水は使いますが、せめて少しでもという気持ちで市販の浄水器を付けたはずです。

放射性物質を取り除ける浄水器

調べてみると、放射性物質を取り除いてくれる浄水器がそのあと作られたようです。値段には代えられない価値がここにはあります。

 フッ素化合物 溶解性鉛、放射性物質を含む66項目の有害物質を除去
Re(アールイー) フッ素除去対応浄水器



 ヨウ素(I-131) ・ セシウム(CS-134) ・ セシウム(CS-137)の除去が可能
シーガルフォー X-1DS



 放射性ヨウ素 I-131の除去実績を持つ
RO逆浸透膜システム RO ピュアウォーターメーカー

北海道胆振東部地震

北海道胆振東部地震wiki

停電している函館

生まれてこのかたこんな不気味な函館の夜景は見たことがない

たまたま北海道に帰省した際に被災してしまいました。この地震により、実家では三日ほど電気ガスが止まり(水道は大丈夫だった!)本当に不安な日々を過ごしました。

この地震の前には大きな台風が直撃していたのです。私たち家族は実はこの台風の最中静内へ墓参りがてら小旅行をしていました。この旅行、一日遅かったら被災地のど真ん中で被災していたことになります。先に書いた、ディズニーランドの経験もあり、旅行は車でするように心がけていましたが、道路は一時的でも通行止めになったと思いますので車でも足止めを食らった可能性は高いと思います。

函館でも旅行者が本州に脱出もできずどこにも宿泊先を探すのに大変だった様子がYouTubeでもいくつか上がっていました。せめて車があれば道路で寝ることは避けられると思います。私の経験上で言うと、やはり旅行は車を利用したいです。道路が寸断されて移動は出来なくなっても、ガソリンさえあれば車で何とか過ごせるからです。

台風で折れた木

前日の台風で折れた真歌公園の木

新冠のホテルに泊まって次の日にまだまだ天気がひどい中函館に帰ったのですが、地震が来たのはその夜中三時過ぎです。激しい揺れが終わったと思った途端に停電。うちのエリアは停電が三日続きました。私の会社では私が行方不明の被災者という事で本社にリストが回されたと言っていました。携帯がつながらなかったのでどうにも連絡のしようがなかったのです。

この地震では反省点や学ぶ事がいくつかありました。

オール電化は停電するとオール使えない

実家は1998年製です。この時は震災に対する危機感というものは今よりもだいぶ薄かったと思います。オール電化にすると北海道名物である冬の暖房代がだいぶ安くなるということで決めたのでしょう。照明はもちろんのこと、玄関の鍵、台所のコンロ、車庫のシャッター、エレベーター、これらは全部電気で動くようになっています。

当たり前ですが、停電になったのでこれらはすべて使えなくなりました。

玄関の鍵はアナログ方式でも開けることが出来たのでセーフ、台所のコンロはカセットコンロで代用できたのでセーフ、エレベーターは階段を利用すればいいので問題なし。車庫のシャッターを手動で開けれらないのかと家族に聞くと、内側に手動で開けるための器具があるとの事。

けこち
え?

車庫の内側に手動のスイッチがあると。

愕然としました。うちの車庫は停電だと開けられない設計になっているという事です。せめて車庫に別の扉がついていたら…建て替える前の祖父の家の時代には家の中と車庫は扉で繋がっていました。車庫と家の中がつながっている事で寒かったり扉ががたがたして夜中うるさかったりした記憶があり、もしかしたら新しく家を作るときのリクエストとして私たちが家の中とつなげてほしくないと言ったような気もしますがそうだとしたら非常に無知で愚かしい我々。電気があって当たり前という前提で作られた家です。電気が無くなることは想像していない。

ここで車を動かせたら状況は少し違っていたと思います。車で携帯を充電できたし、街の様子を見に車で移動できたはずです。

最新の正しい情報を得るためのラジオ

ツイッターはリアルタイムで情報源として非常に役立つ半面、フェイク情報も出てくるのですべてをうのみにしないようにする必要があります。北海道の停電の時にもかなり適当な情報が出回っていたので、受け取る側の冷静な判断が必要になってきます。

災害に関してはラジオ、テレビで情報を得るのが比較的信用出来る方法です。スマホは電池を消費しやすいのでラジオの仕事はラジオに任せましょう。手回しで動かしたり充電できるものもあるようですが、自分の震災経験から震災時の電動商品は電池で稼働できる製品がベストではないかと思います。なぜなら震災時は余計な労力や気力を減らさない事が大切。電池さえ入れれば安定した稼働が出来るグッズを集めておきましょう。電池の在庫は常に気にしておき、できるだけ新鮮な電池を在庫にしておくことも大切ですね。

 ワンセグ音声とAMFMラジオが聞ける、スピーカーがあるので音を出せるし、イヤホンジャック付きで個人で聞くことも可能なので避難所でも周りに気を使うことなく使用できそうです。電源はACアダプターと単2形乾電池×4本の二種類。

 実際に停電の際に使ったのがたまたま家にあったコレ。テレビの音声が聞こえるグッズで更に孤独感がまぎれました。おススメです。ACアダプターと単三乾電池4本使用の二種類の電源を使用可。

蓄熱給湯機のおかげで可能になった入浴

おそらく“オフピーク蓄熱式電気温水器”というものが近いような気がしますが、デカいタンクがあってそこにお湯がたまるようになっているんですうちの実家は。ガスがダメになっても温かいお湯でシャワーやお風呂をたしなむことが出来たのはコレのおかげです。電気もなく不安な空気感の中でせめてお湯で温まれるのはだいぶ心持ちが違ってきます。

停電になったらスマホを頼る事はできない

今やスマホはほとんどの人が持っている便利なツールです。電話したり、ネットしたり、ラジオを聞けるしテレビ見れる、懐中電灯にもなる。

しかし、それは電気というライフラインが生きていればの話。充電できなかったら何もできません。スマホは何か作業をさせると電池の減りが早くなります。なんでも携帯で解決できるという認識は変えないといけないという事を知りました。

もう一つ、大規模停電が起きると携帯電話会社の基地局の電源も落ちます。いくらスマホの電源があったとしてもネットワーク自体が落ちます。だいたい半日過ぎて大規模停電が復旧していなければネット機能は失われ、誰にも何の連絡もとれないしネットにもアクセスできない状態になると思っておきましょう。

けこちの実家車庫は愚かしいことに車へアクセスできない構造だったために車両からの携帯の充電もできませんでした。旅行で運転をし続けて帰ってきてすぐに疲れ果てたので、寝る前に充電をしなかったということもあり、元々電池残量が少なかったスマホの電源はあっという間に残量が減っていきました。

けこち
後悔しないように、充電はできる時にできるだけしておきましょ!

いつ回線復活しても携帯を使えるようにするために、車を持っている人はシガーソケットから携帯へ充電できるアイテムは持っておいた方がいいです。(もちろんそれぞれのスマホにあったケーブルも)

 例えばこんな感じのコンパクトな三口のシガーソケット式カーチャージャーを車に常備。安心のエレコム製。

 東京へ帰ってから真っ先に買ったのはモバイルバッテリー。車を所有していないのなら一人一つは持っておきたい。


夜がやってくると必要なのは明かり

当たり前ですが、暗いと何も見えません。懐中電灯は各家庭に一つはあると思いますが、手に持たなくてもいい状態の光かどうかは大切な要素です。手がふさがらない状態で明るさを保てるように準備しましょう。

 暗闇の不安を解消する全面発光。広いリビングにも十分な光量。
アルカリ単一形乾電池×4本または8本(別売)使用、約1.2kg、24個のLEDで約800ルーメン、最大約20時間点灯、4分割して持ち歩ける、防水性能IPX4対応(全方向からの水しぶきに10分間耐える)USBポート付きだから携帯電話やラジオの充電も。

 約直径11.0cm×21.5(h)cmのシンプルなランタンタイプ
アルカリ単1形乾電池×4本(別売)、約570g、1000lm(ルーメン/High)約14時間 、250lm(ルーメン/Medium)約80時間 、75lm(ルーメン/Low)約200時間、防水性能IPX4対応(全方向からの水しぶきに10分間耐える)

 明かりがあればお料理もできる。温かいものを食べるだけでいつもと同じような落ち着いた気持ちになれます。

 一家に一台は欲しい、ポータブル電源

店舗対応で受ける印象の差

人って不思議です。震災時の恩というものはずーっと忘れないものです。

セイコーマートさんは他の店舗が停電で営業困難な中、温かいものを提供したりレジも稼働して金銭のやり取りを可能にしていました。その方法はいたってシンプル。

12Vを100Vに切り替えるインバーターを利用して、シガーソケットから電源を取り、レジの稼働や温かい食べ物を提供していたとのこと。要はインバーターとはシガーソケットをコンセントに変換できるグッズらしいのです。私はそのようなグッズがある事さえ知りませんでした。これなら普通のガソリン車でも簡単に電源を取ることが出来ますね。車一台に一つ持っていると心強い。あと、セイコーマートさんは震災時でも調理ができるようにプロパンガスを常備して温かいおにぎりを作ることが出来るようにマニュアル化しているとのこと。セイコーマートさんの人々の気持ちに寄り添う姿勢は私たちの心に響くものです。

 シガーソケットからだけでなく、別売りのコードを買えばバッテリーから直接電力を取る事も可能。USBの差込口もついている優れモノ。ワット数も様々なので用途に応じて選びましょう。

車内充電については下のページでも紹介していますのでこの機会に是非読んでみて下さい。

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電気が消えた瞬間に電気がついたホテルがありました。真っ暗な闇の中懐中電灯の光のみで携帯の充電をさせてもらえるかとそのホテルを頼りにして訪ねましたが、宿泊客のみに充電サービスを行っているというで全く取り入ってもらえませんでした。

暗闇に懐中電灯の光のみ

街灯も死んでいる状態の暗闇の中を電気がついているホテルを頼りに進んだ

私はこの出来事を一生忘れないでしょう。このホテルにとって困っている人々への思いはセイコーマートさんのマインドとは天と地ほどの差があります。

けこち
けこちは一生忘れないぞ。

2022年の現在の東京では企業やビルの試みで帰宅困難者の大規模受け入れを想定した設計がなされているケースも出てきているようなので、少しずつ社会全体での意識が変わってきているかもしれないですね。

石油やガソリンを利用した発電の場合は排気に注意

部屋の中で発電機を使ったことによる悲しい死亡事故が数件発生しました。排気ガスで死亡しないよう注意しましょう。

まとめ

けこちの経験談と必要だと思われるグッズを紹介してきましたがいかがでしたか?震災が起きる時期によっても必要なものは変わってきます。震災は予測のできるものではないので常に備えておくことが必要です。

けこちの失敗が皆さんの防災に役立ちますように。

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