最初から残念な事を言いますが、東京都内でタダで休憩できる安全な場所というものはほぼありません。昼間であれば、一番いいのはお金を出して安全に車を停めること。パーキングチケットやパーキングメーターの仕組みを利用する、駐車場のあるコンビニ、ファミレス、大型スーパーを利用する、これらは比較的安価で安全でしょう。
夜であればパーキングメーターなどの稼働時間外の場所、尚且つ車から離れるなら駐車禁止の標識がない場所、といったところでしょうか。
タクシーで一番危ない考え方、それはうまくやっているように見える人を見かけて「あれやっていいんだ…」と思い、それがやっていいことかどうかの根拠も調べずに実際にやってしまう事です。結果あっという間に免許の点数がなくなります。
一見安全そうに見えるけれど、実際には違反になってしまう人が出てしまう駐車場所を紹介します。
青山公園調整待機所
実は都内にはお金がかからずにタクシーだけが堂々と停めて車から離れても大丈夫なエリアが存在します。それが青山霊園そばにある“青山調整待機所”です。お手洗いは女性の方も抵抗感のない程度にきれいです。
場所は西麻布交差点から青山一丁目に抜ける途中の墓地の横の道の一部です。
タクシー以外の方は停めること自体出来ますが、この場所はタクシーが唯一堂々と停めて車を離れることもできる待機所も兼ねた場所なので、一般の方のご利用はご遠慮いただきたいところですね。一般の方は駐車禁止なので停めて車から離れると違反になります。
タクシードライバーが気にするべきここの注意事項は
- 標識の範囲内に停めること。範囲外に停めているなら車から離れないこと。
- 車から離れるなら標識の範囲内から絶対にはみ出ないこと。(30センチや1メートルでも)
- 喫煙は不可。
ずらーーーーっと並んでいる車を見て、このあたりならどこでも停めていいんだと思って雰囲気で停め、うっかり車から離れた日には緑の方たちが現れ、違反切符を切られます。
何を隠そうこの私がタクシー初心者のころ、範囲から1メートルはみ出ていたとのことで切られましたので間違いありません。とにかく標識の範囲をよく見て下さい。反対車線の標識範囲と少しずれているのも注意するポイントです。何となく大丈夫そうな雰囲気に流されないこと。
日の出桟橋
日の出桟橋のある場所は地図で見ると浮き島の様になっています。この島状の真ん中を通る道であるゆりかもめ線路下の道路の両方向共に、ずらずらと休憩の車が並ぶのを目にすることができます。ここは雰囲気的に「こんなにたくさんタクシーがいるという事は停めても大丈夫なのかも」と思う事でしょう。しかしこの道路は駐車禁止ですので、車から離れて中にあるコンビニに買い物に行ったり、お手洗いを借りに行ったりすると切られます。
ここで本当に車を離れてもいい停め方ができるのは日の出桟橋の中にあるコンビニの駐車場のみです。本来10台ほどしか停められないはずですので競争率高いでしょうし(私は一切行かないので台数詳細は知らない)、コンビニの駐車場なのでマナー的には本来買い物目的の方の為の駐車場であり、長くとどまる場所ではありません。
コンビニ前
コンビニの目に前に停めて、車を見ながら買い物ができるような場所ならささっと用事を済ませて車に戻ってこれるでしょうが、おなかが痛い、ずっと我慢していたお手洗いに行きたい、など、店の奥に行って数分戻れないような停め方は一切やめましょう。
この仕事ではお手洗いは余裕をもって自覚がなくても先に済ませるくらいが安全です。
緑の方たちはもう行動パターンを分かっており、近くで張っていると思ってください。
まとめ
ポイントは
雰囲気に流されずに標識を見て判断する。
危ないところに停めるよりはお金がかかっても安全なところに停める。
です。
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