お客様乗車時に起きやすい事故や違反

タクシーアイキャッチ

交差点手前で手が上がり、「ちょっと急いでるんだけど、次の信号右曲がって」などと指示された通りに曲がったら警察が待ち構えていて捕まる、タクシー初心者の時に私が8-20の右折禁止であった市谷柳町交差点でやった違反です。
2021年の四月前半くらいでしょうか、市谷柳町交差点が外苑東通りの双方向のみ右折可能(大久保通りは引き続き双方向右折不可なので注意!)になり、実際にお客様に教えてもらって曲がるときにもう大丈夫だとなのだと解っていてもどうにもこうにも落ち着かない気持ちになりました。

お客様をお乗せした直後というのは判断が正しくできないこともあるのでいつもよりも注意が必要です。どうすればそのような悲劇を防げるのでしょうか。

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[jin_icon_caution color=”#e9546b” size=”18px”]お客様の急いでる雰囲気につられて慌てない

まずは、いくら急いでいるお客様だろうと運転者は冷静でいる事。言うならば心の訓練のようなものでしょうか。雨で町が落ち着かない雰囲気だったり、お客様が遅刻しそうだから急げと言ってきたり、そのような外的要因に影響されない、ぶれないドライバーであるよう心がけましょう。そうすれば道路状況や安全確認なども落ち着いて行うことができるはずです。

[jin_icon_caution color=”#e9546b” size=”18px”]標識を読み解く力を身に付ける

とにかく標識を読み解くしかありません。

  1. 交差点など角を曲がる際に必ず標識をチェックする癖をつける。
  2. 常にどのような標識があるのかを把握できる意識を持つ。
  3. 標識の内容を覚えるのはいいことだが、いつの間にかルールが変わっていることもあるので記憶だけで判断せず、目で見て判断するよう意識する。

[jin_icon_caution color=”#e9546b” size=”18px”]交差点手前にある黄色い線の中に入り込む際には自分の矢印の方向を把握する

交差点手前に黄色い線が引かれている場合があります。車線変更禁止のラインです。この中に入った車は車線変更をしてはいけない(黄色い線の内側に停車している車を追い越す時や、黄色い線がある道路に直角に出る場合跨がないと車線を横断できない場合を除く)という道路交通法によるルールです。

進路変更禁止違反 1点 6,000円

コタクになった人から私が教わった言葉があります。

無事故無違反を目指しているならば、黄色い線は壁だと思うこと。

余計な黄色い線跨ぎをしなくてもいいように、黄色い線に内側に入る前に自分の入ったレーンがどの進行方向の車線なのかを把握しておくことです。車線の把握にはナビも役立ちます。

https://kekochiworld.com/navigation_system/
https://kekochiworld.com/nagara_drive/

一般の方は黄色い線の事を気にしていない方もいるようで、目の前で黄色い線を気にせずに進路変更するさまを見ているこちらが毎回ドキドキします。もちろん周りに警察がいなければ捕まらない場合もありますが、プロドライバーであれば運任せの乗務は非常に危険なのでしっかりと確実にリスク管理をすることをお勧めします。

[jin_icon_caution color=”#e9546b” size=”18px”]上記にある事を意識した上で、急に乗ってくるお客様にすぐさまアナウンス

黄色い線の内側にいる私の車にお客様が手を挙げてご乗車なさる際、車線の中身をこちらが把握していれば

「今いる車線は左にしか曲がれないのですが大丈夫ですか?」

「次の交差点は右折できませんのでとりあえずまっすぐ行かせていただいてよろしいですか?

などと扉を開けた瞬間にアナウンスできます。都合がいい方はそのまま乗っていただけるし、都合が悪い方は離れていきます。事前に把握しておくことでリスクを回避することができるのです。私の周りにいた個人タクシーになった方などは当たり前のように実践しています。

まとめ

このような話でよくありがちなことですが、他にもやっている人がいるから大丈夫、というのは間違いです。工夫すれば跨がなくても済む流れに持っていけます。どんな時でも安定した運転ができるドライバーを目指しましょう。

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